三木崇稔のゆるふわ哲学

難しい考えを抜きに哲学するブログ

天才の定義

天才の第一の証は

完璧さではなく

新境地を開く独創性だ。

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アーサー・ケストラー

天才とはどういう人物のことなのでしょうか?

一般的に天才とされるのは、物事を良く知っている人や学歴が高い人などといったいわゆる知的指数が高い人や一つの分野に突出した才能を持っている人を想像されます。

 

それに加えて、天才とはどちらかというと持って生まれた才、いわゆる先天性のものであると捉えられがちで、天才はずっと天才で凡人はずっと凡人であると考えられています。しかし、果たしてこれらのことは事実であると言えるでしょうか?

 

結論として、真であるとは言えません。何故なら、どの分野に関しても、どれだけ先天的な才能を持っていたとしても、活用し、成長させなければゆくゆくはその才は凡人と変わらないものとなることでしょう。つまり、例えるならいくら野球の才能があったとしても、野球をせず、別のことに努力を費やしていたら、野球の天才と呼ばれることは一生ありません。

 

つまり、天才である為の重要要素は、持って生まれたものがどれだけ高いのかというよりも、生を受けた後でどういった取り組みを行なっていくのかという後天的なことの方が重要と考えられます。勿論、生まれ持った才が十分に活用されることが不必要であることはなく、むしろ自分にはどんな才があるのかを鑑み、その個性を十分に発揮すべきであることは忘れてはなりません。

 

以上のことから、天才とは生まれ持った個性を鑑みることに加え、それ以上に自分がこの命をどのように活用するのかを考え、それに向けて臆せず歩み続けられる人のことを表しているのです。