三木崇稔のゆるふわ哲学

難しい考えを抜きに哲学するブログ

助言を聞かないのは愚か者、助言を鵜呑みにするのもまた愚か者

あなたの道を進みなさい。

他人には勝手なことを

言わせておけばいい。

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ダンテ・アリギエーリ

助言とはどういうものをいうのでしょうか?

助言とは、文字通りの意味を考えると、助ける言葉と考えられます。要するに、あくまでも補助的なものであって、相手に言うことを聞かせる命令ではないということです。

 

更に言えば、助言はあくまでも助けるだけであって、すべてを決定づけされるだけの力はないとも言えます。例えなら、骨折をした時の松葉杖のような補助具なのです。つまり、歩く時に松葉杖はとても役に立つのだけれど、実際に歩く為には松葉杖がすべてをやってくれることはなく、自分の腕力を使わなければ歩くことは出来ません。

 

このことから、助言は耳を塞ぎ、聞かないようにしてしまうことは、とても愚かなことであるけれど、必ず聞かなければならないと考えるのもまた愚かなことなのです。何故なら助言はあくまでも人生の補助具なのですから。

 

以上のことから、助言は人生の補助具であり、大切なのは補助具の力を借りた後、自分の足でしっかりと自立できるようになること、それが人生という道を歩く建設的な方法と言えるでしょう。