三木崇稔のゆるふわ哲学

難しい考えを抜きに哲学するブログ

最高の教育者とは?

教育の秘訣は

生徒を尊重することにある。

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エマーソン

人に何かを教えること、これはとても難しいことである。だからこそ、人を成長に導ける教育者というのはとても素晴らしい職業だと言えます。今回はこの教育について考えていきましょう。

 

教育者と表記すると、大体は学校の先生を想像しがちですが、教育者というのは学校の先生だけに適応される言葉ではなく、会社の新入社員を指導する者やそれこそ子供を育てる親に至るまで幅広く適応される言葉です。つまり、どんな人も教育者となる可能性があるのです。

 

それでは、教育をする際に必要なことはなんでしょうか?

まず考えられるのは、教育する内容を自分が完璧に理解していることです。自分が何も知らなければ、教えるも何もありませんからね。

 

そして、次に必要なことは相手に情報を的確に伝えることが考えられます。研究によると言語による伝達率はおよそ3割と言われ、その他7割が身振りやしぐさからの伝達ということから適切な情報伝達方法を考慮する必要があるでしょう。

 

ただこれらのことは、ただの必要条件であって、絶対条件ではありません。何故ならば、教育する際にもっとも重要なことは、教育される者、つまり生徒が学習に取り組む意欲を高めることに集約されるからです。別に教育者が教えなくても、生徒が自主的に調べ、研究さえすればそのものに対する知識や技術を身につけることが出来ます。

 

以上のことから、教育において大切なのは、教育者が生徒と向き合い、学習に対する意欲を高めることで、伝え方や教育者自身の知識などは付加要素であると考えられます。