三木崇稔のゆるふわ哲学

難しい考えを抜きに哲学するブログ

時間は自己投資資産である

涙が出そうになるくらいに

生きなさい。

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アルベール・カミュ

 

誰にでも等しく消費されるもの、それは時間です。どれだけ大金持ちでもどれだけ権力を持っていたとしても人より多くの時間を与えられることはありません。

 

そのことを考えた時、時間とは何なのか改めて問われて、はっきりと答えれる人は少ないでしょう。そこで今回は時間について考えてみました。

 

考察するにあたって、手掛かりになるのは時間とは不可逆なもの、つまり一方向にしか流れない性質を持っている点。そして、上でも述べたように誰もが区別なく平等に与えられる公正性を有するものという点です。

 

このことから、お金で例えると毎日24万円というお金が与えられるけれど、そのお金の有効期限が一日という短期間しかない一種の金券が時間と言えます(このことを思うと、実に多くの人がこの金券の使い道に悩み、結局は使えなくなってしまい後悔しているように感じます)。

 

またお金の性質を考えると、お金は貯めれば貯めるだけ良いと考えている人もいらっしゃるかもしれませんが、本来お金というのはモノやサービスを交換する為のただの紙であり、生きていく為にはお金を食べ物や飲み物、あるいは生活に必要な物資に代えてこそ意味があります。つまり、使わなければ価値が生まれません。

 

つまり、時間も同様で、有効に使用するかしないかで大きな違いが生まれてきます。例えば、勉強や何らかのスキル、技術に時間を使用するのか、ただ漠然と時を過ごすのとでは、後々大きな違いとして出てくるものです。

 

以上のことから、時間とはその日限りの金券であり、その金券は自己投資する為に絶対必要となる資産であると言えるでしょう。