責任はどうとればいいの?
死ぬときに残す教訓が大事なのではなく、
生きている時の行動が大事なのだ。
何か問題を起こして、何らかの責任を取らなければならない時、人はまずどんなことを行うかというと、頭を深々と下げ、誠心誠意謝ることだと考えられます。しかし、中には責任=謝罪と安直に考え、謝れば済むという考えを持っている人もいるように感じます。
では、本当の意味での責任の取り方とは、どういうものがあるのでしょうか?
その答えを見つける為には、責任を取るにあたっての着地点、つまり達成目標を明確にする必要があるでしょう。では、どのような形になれば、責任を果たしたと言えるのでしょうか?
ずばり、被害を被った人すべてにある程度の納得あるいは赦しを得ること。言葉にするだけならとても簡単ですが、実際に行動に移すとなるとかなり難しいことは言うまでもないでしょう。だからこそ、責任をとる場合、もっとも重要なことはいかに素早く問題に対処するスピード感と言えます。要するに、何も行動しないことで、更に相手の不満を募らせるのをさけ、なるべく不満が少ないうちに何らかの償いの行動をとることが最も有効的な責任の取り方なのです。